ボーイは誰でも務まるわけじゃない
キャバクラのボーイって案外時給は良いし、基本夜の仕事だから、フリーターなんかで掛け持ちしてる人もいる。
昇給ペースも早いから、稼ぎたい人には魅力の多い仕事なんだけど、誰でも務まるほどヤワな仕事じゃない。
いざ入店してもさ、1ヶ月持たずに辞めちゃう人とか、たまにバックレる人もいるからね。
だったら、どんな人がボーイに適してるのか気になるよね。
メンヘラ・DQN耐性があるボーイ
いわゆる”メンヘラ”・”DQN”耐性が無いとボーイの仕事は辛い。
どっちもネットスラングなんだけど、メンヘラは精神が少し病んでる人(主に女性を指す)、DQNは常識が足りないか、態度だけデカい人を指す言葉だよ。
こういう人達に対しての耐性が無いと、仕事でストレス溜まっちゃうし最悪辞めることになるね。
実はキャバクラのキャストってメンヘラが案外多いんだよ。
単なる構ってちゃんならまだしも、完全に病んでるような”重い女”とか結構いる。
そんな子達と働くことになるから、慣れてないと相当戸惑っちゃうね。
あとDQNは一部のお客様だね。
ボーイに対する態度が妙にデカいとか、いきなり怒鳴りつけるような人がいる。
おまけにお酒が入っちゃうから、なおさらタチが悪いんだよね。
最悪退店させるケースもあるけどさ、こういうDQNなお客様に対しても対処できないとボーイは務まらないよ。
多少オラオラ気味なボーイ
逆にDQNまではいかなくても、態度が少しデカいオラオラ系の人もボーイ向きといえるね。
ボーイってさ、キャバクラでは立場が非常に低くて、特にキャストに対しては絶対に頭が上がらない。
パシリレベルならまだ可愛いもので、ボーイを家畜扱いしてくるようなキャストも中にはいるほどだ。
あまり表に出てこない話だけど、実はこれが現実。
でもさ、ボーイは立場上キャストを管理して、時にはコントロールしなきゃいけないわけだ。
だから多少はオラついてないと、キャストに馬鹿にされる。
逆にお客様へ対してオラつくのはNGだ。
お客様には平身低頭、けど内面は少しオラついてたり、密かに野心を持ってる位の人がボーイに向いてるね。
口が達者なボーイ
口達者な人もボーイの適性があると考えていい。
口達者な人は、よく喋ったり話の仕方がうまいのが強みなんだけど、これがキャバクラの仕事でもかなり役立つんだ。
特に役立つ場面がキャストをなだめたり説得する時だね。
時々キャストがゴネることがあるんだけど、そんな時に口達者なボーイがいると助かる。
キャストに言うこと聞かせて話を上手にまとめてくれるからね。
あと、酔ってキャストに絡み始めたお客様に注意する時とか、そういう場面でも役立つ。
口が立つからさ、一回注意するだけでお客様も理解してくれるんだよね。
なので口達者な人はボーイの仕事に向いてる。
ただ、お店で喋りすぎるのはNGだから、ただお喋りなだけの人は向いてないな。
地頭がいいボーイ
いくら学歴があって知識豊富な人でも、頭が硬けりゃ正直使えないし要らない。
ボーイは低学歴な人が意外に多いんだけど、それでも長く続けられるのは地頭が良いからだ。
例えば、大卒だけど頭が固いボーイと、中卒で地頭が良いボーイがいれば、お店で重宝されるのは後者だね。
地頭が良い人ってさ、その場に合わせて柔軟に動けるから重宝されるんだ。
自分がするべき仕事とか、今優先すべき事柄とかを即座に判断できるから、イレギュラー処理にも強いんだよね。
要領がいい、と言えばいいかな。
また、ロジカル(論理的)に物事を考えられるから、常に中立的な立場を取れるのも良い。
だから地頭が良いならボーイで大活躍できる可能性が高いね。
キャバクラで求められているものとかけ離れているとツライ
キャバクラのボーイって、学歴も年齢も職歴もいっさい問われない。
手に職が無くたって問題ないから、人によっちゃまるで夢のような仕事だ。
でも現実ってのはやっぱり厳しくて、はっきりと向き・不向きが別れる仕事でもある。
だから辞める人はすぐに辞めるし、逆に向いてる人は長く続けて店長までのし上がる。
求められるスキルも他とは少し違うからね。
自分の能力がそれに適してないと、結局ギャップに悩まされるか、仕事で辛い目に遭う可能性が高くなる。
もしボーイになりたいって考えてる人は、まず自分が持つ能力と向き合って、ボーイに適しているか判断してほしいね。