コロナに感染したくない奴はキャバクラに来い!
キャバクラでは、安心して働いたり遊んだりできるように、それくらい徹底したコロナ対策が取られてるんだ。
報道で杜撰さが取り沙汰されているのは、一部のお店。そこで、キャバクラにおいて行われている、具体的なコロナ対策やコロナ禍で変わった点。
店長を務める俺が詳しく紹介する。
キャバクラで行われているコロナ対策とは?
意外かもしれないが、キャバクラでのコロナ対策はキッチリ行われているんだ。世間一般のイメージと違うだろう?
安心してくれ、もちろん、俺のお店でもしっかりやっている。詳しく解説していこう。
必ず行われている対策
必須のコロナ対策を具体的に見ていこう。おっと、その前に少し説明することがある。
そもそも、キャバクラを含めたナイトワークの世界には、日本水商売協会というものがある。
簡単に言うと、お客様・ナイトワークに関わる関係者・社会全てがWIN‐WINの関係になれるよう活動してるってわけだ。
この協会が、医学博士監修の元定めたコロナ対策のガイドラインがあって、これに沿って対策してるんだ。説得力あるだろう?
それじゃあまずは、スタッフ・キャストが行う対策だ。
コロナ対策その1【鉄の掟9箇条】
1.定期的な換気
サーキュレーターを使用したり、窓開けをしたり。窓開けに関しては法律の規制もあるから、もちろんそれを守りながらだな。
2.手洗い
30分に1度は洗ってるかな。洗い方も念入りにしてる。まず、石鹸で手を隈なく10秒もみ洗い、それから水で流しながら15秒以上洗うんだ。
3.手指消毒
アルコールなどを使って、入店時や退店時に必ず消毒。
4.体調確認シート
コロナ対策のための専用シートを作成してる。入店時に体温や症状、海外渡航歴などがないかどうかチェックするんだ。
日付と署名も書くようになっていて、もし虚偽の申告をした場合は、損害賠償などのペナルティが科されることになってる。
5.定期的な消毒
テーブルやドアノブの消毒だな。ドアノブは、特に出入口やトイレを重点的に行ってる。
それから、意外と盲点になるスマホ画面も。それぞれ30分に1度はやってるな。
6.顔や髪に触らないこと
ヘアスプレーや化粧もしているから、どうしてもウイルスが付きやすくなる。だから、顔や髪には触らないようキャストには口を酸っぱくしてお願いしてるんだ。
俺のお店では、髪を極力アップにしてもらって、触らない工夫をしてるよ。
7.入浴
家に帰ったら、速攻で風呂に入ってもらう。
8.情報開示
キャバクラも保健所から情報の開示を求められることがあるんだ。もちろん、個人情報などデリケートなものもあるけど、極力応じてるよ。
9.マドラー
お酒を混ぜるときに使うマドラー。マイマドラーや使い捨てのものを使用してるよ。使い捨ての場合は、1回毎に新しいものに替えるよう徹底してる。
次は、スタッフ・キャストを含め、お客様にも行っていただく対策だ。
コロナ対策その2【鉄の連携3箇条】
1.マスクの着用、パーテーションの使用
もちろん、マスクはマスト。フェイスシールドやマウスシールドで代用することはあるな。また、ソーシャルディスタンスを取らなくても済むようパーテーションを使うんだ。
2.検温
入店時に必ず検温を実施して規制をかける。非接触型の体温計がベターだけど、接触型でも構わない。後者の場合、1回毎にアルコール消毒するのはマストだな。
3.入店規制
コロナの感染が拡大してる国から入国した人が対象。入国から14日以上が経ってない場合は、入店を規制するんだ。
キャバクラをはじめとして、ことさら夜の世界が槍玉に挙げられるけど、ちゃんとガイドラインを定めてコロナ対策をしてるんだ。安心して働いたり遊んだりできるようにな。
プラスアルファで行われている対策
必須のコロナ対策だけでも十分かもしれないけど、キャバクラではさらなる対策を行ってる。
次は、それを紹介しよう。
コロナ対策その3【鉄の補強3箇条】
1.適度な加湿
加湿器などを使って適度な湿度になるよう努めてる。俺のお店では、湿度計を常備して湿度管理を徹底してるんだ。
なぜかって?乾燥してるとウイルスに感染しやすくなるからな。
2.クリーニング
キャストが着たドレスは、できる限りクリーニングに出すようにしてる。ドレスにもウイルスは付着するからな。
3.チェンジなし
お客様の協力が不可欠だけど、できるだけキャストのチェンジはしないようにしてるんだ。
普通キャストのチェンジは当たり前だけど、それを無くせば少しでも接触者を減らせるからな。
キャバクラって、思ったよりもしっかりコロナ対策してるだろう?
お店によってはウイルス除去にも効果があるプラズマクラスターなんかを置いて、さらに対策を強化してるとこもあるって聞いたことがある。
しっかりしてるお店を選べば安心して働けるんだ。
コロナ禍で変わったキャバクラ
堅苦しい話が続くけど、もう少しだけ付き合ってほしい。コロナ禍でキャバクラもいろいろと変わった。
説明していくよ。主だったものを挙げるとこんな感じだな。
- お客様の質
- オンラインキャバクラ
- 昼職やパパ活との掛け持ち
- 辞める人の増加
- 応募する人の増加
お客様のことを悪く言うつもりはないけど、質は下がったな。
例えば、緊急事態宣言によって都心で遊べなくなったパリピ系が郊外のお店へ流れて、キャストに一気を強要したり罵声を浴びせたりやりたい放題。
そのせいで、地元で質の良い常連さんが離れてしまったり。
コロナ対策で三密を避けるために、オンラインキャバクラなんてのもできた。まさか、オンラインで接客する時代が来るとはな。
コロナ禍でお客様が減ったり時短営業せざるを得なくなったりして、どうしても売上が落ちる。だから、生活が苦しくなったキャストが昼職やパパ活と掛け持ちしたりしてるんだ。
掛け持ちが無理になって結局辞めるキャストも増えてるよ。
でも、逆にキャバクラの求人に応募する女の子も増加してるんだ。昼職で派遣切りにあったりして流れてきてるな。
変わった点を挙げていくと悪い方が目立つけど、安心してくれ、夜の世界は、キャバクラはそんなにヤワじゃない。
どんな業界だって、しんどい時代を乗り越えてまた良い時代がやってくるもんだしな。
ピンチはチャンスって言葉があるだろう?キャバクラで働くかどうか迷ってるあんたにピッタリの言葉だ。
一緒に夜の世界を盛り上げよう、俺は待ってるよ。