キャバクラ経営は楽じゃない
キャバクラで売上を取るのはキャストの役目だ。
しかし、最終的には店長の手腕に左右されると言っていい。
有能なキャストを沢山抱えていても、店長が無能だと結局売上は落ちる。
ずさんな経営を続けていると降格か、最悪クビが飛ぶ危険もある。
ただ、キャバクラの経営は決して楽なもんじゃない。
コツを掴まないと1年持たずに潰れる可能性もあるね。
ポイント①要となるキャバクラのコンセプトをしっかり決める
一番大切なのはお店のコンセプトだ。
これが曖昧だと繁盛しないし、お客様も全然来ないお店になる。
キャバクラはお客様が疑似恋愛を楽しむお店だけど、それをしやすい工夫が必要になる。
このために欠かせないのがコンセプトなんだ。
ただ、決める際には2つ押さえておきたいポイントがある。
・客層(ターゲット)
この2つを押さえてコンセプトを決めるべきだ。
例えば、若い人が多くて料金相場も安い立地なら、カジュアルで入りやすさを意識する必要がある。
逆に客層の年齢が高く、高級歓楽街なら、重厚感や高級感をウリにすることが大事だ。
そこへ付加価値を加えることで繁盛店になれる。
②価値のあるキャストに資金を注ぐ
繁盛のためには金をケチってはいけない。
特に将来有望なキャストに対してはどんどん投資するべきだ。
可能な限り時給を上げ、相場より少し高い水準にするのもいい。
すると経験者が応募してくる場合もあるし、未経験でも将来性がある子が集まってくる。
当然選ぶのは店長の役目だけど、逆に時給が安いとロクな人材が集まらないから注意。
類は友を呼ぶ、という言葉があるけど、これはキャバクラにも当てはまる。
有能なキャストが多いお店は、それに合わせて価値の高い子が集まってくるからだ。
要は最初が肝心なんだ。
始めから有能なキャストを集めておけば、その後はお店を軌道に乗せやすくなる。
③従業員への教育をしっかりと行う
スタッフ教育は店長の腕の見せ所だ。
今までの経験を活かして、しっかり丁寧に行おう。
ボーイはもちろん、キャストに対しても丁寧な教育が求められる。
特に言葉遣いやマナーは徹底的に叩き込み、自分で判断して動ける人材に育てていこう。
できればビジョンを持って働く大切さも教えておきたい。
教育は時間もコストもかかるけど、お店の水準が決まるといってもいい。
お店にとってキャストは商品だ。質の悪い商品など誰も見向きはしない。
また、キャバクラはサービス業でもあるので、高い接客レベルも要求される。
接客水準が低いお店は評判が悪くなり、やがて淘汰されてしまう。
だから教育は丁寧に行う必要があるんだ。
④夢や目標は積極的に声に出す
店長は夢や目標を持つことが大切だ。
けど、心に留めておくだけじゃダメだな。
ちゃんと声に出さないと、夢も目標も引き寄せることはできない。
スタッフにそれを語れるくらいじゃないと、キャバクラ経営もいつか行き詰まってしまう。
これは俺の経験に基づくけど、「いつかはキャバクラをの経営に携わってみたい」って周囲に言い回ってたから、いま店長をやってる。
そうやって自分の人生が変わったんだ。
自分の手で夢を引き寄せたってやつだね。
これからボーイになる人も、声を大にして夢・目標を語ろう。
声に出して言えばモチベも高まるし、成果が認められて店長になれる日が来るよ。